第16回世界水泳選手権は7日、ロシアのカザニで競泳女子50メートルバタフライの予選が行われ、バーレーンのアルザイン・タレクが大会史上最年少の10歳で出場を果たした。
バーレーンで小学校に通うタレクは、ケイト・キャンベル(オーストラリア)、サラ・ショーストレム(スウェーデン)といった自身のアイドルを含む大人の選手と競うことを、「最高」と表現した。
全体トップのショーストレムは25秒43を記録しており、約15秒差の41秒13を記録したタレクは、64選手中最下位で予選を終えている。
メディアのミックスゾーンはインタビューを急ぐ報道陣で大きな騒ぎとなったが、タレクはカメラをしっかりと見つめ、全ての質問に完璧な英語で答えた。
大人と競うことの気分を問われたタレクは、「満足しています。とても気分がいいです。本当に最高でした」と笑顔で答えている。
国際水泳連盟(FINA)は、世界選手権も五輪も現在は年齢制限を設けていないと明言しており、バーレーン最速のタレクは、「五輪で泳ぎたいです」と語るなど、来年のリオデジャネイロ五輪出場を目標にしている。
タレクは8日の100メートル自由形予選にも出場する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150808-00000005-jij_afp-spo