英ロックバンドのレッド・ツェッペリンの人気曲「Stairway To Heaven(天国への階段)」(1971)が他のバンドの楽曲の盗作だとして、米フィラデルフィア州の弁護士が訴訟準備を進めている。
弁護士のフランシス・アレクザンダー・マロフィ氏は20日のAFPの取材に対し、米ビジネス誌ブルームバーグ・ビジネスウィークが報じた訴訟準備について、事実であることを認めた。
ブルームバーグ・ビジネスウィークによると、原告側は、レッド・ツェッペリンの楽曲「天国への階段」のイントロ部分が、米ロサンゼルスのサイケデリックバンド「スピリット」が作曲した1968年のインスト曲「Taurus」を盗用したものだと主張しているという。
原告にはスピリットの創設メンバーでベーシストのマーク・アンデス氏や、1997年に死去したバンドのギタリストのランディ・カリフォルニアの印税管理団体が含まれている。スピリットとレッド・ツェッペリンは1969年の米国ツアーで同じステージに立ったことがある。
1971年に発表された「天国への階段」は、レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジが、1970年に英ウェールズのコテージで作曲を始めたとされている。
この8分の楽曲については、ロック史上最高の名曲と評されることも多く、ブルームバーグ・ビジネスウィークによると、同曲による収益は、2008年までに5億6200万ドル(約570億円)に上るという。

Led Zeppelin 4: Zoso

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