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2009年08月17日

死して狂騒のM.ジャクソン周辺、遺児の「実親」から生存説まで


「ポップスの帝王」、故マイケル・ジャクソンさんの一生は尋常でなかったが、その異様な側面さえ控えめに思わせるほど、死後の騒動は、あたかもフィクション作家の妄想のたまものといった様相をみせている。

ノーベル平和賞をジャクソンさんに贈ろうという署名運動が起こったかと思えば、ジャクソンさんの遺児たちの生物学的親だと名乗り出る人物が次々に現れ、元妻という女性による相次ぐ訴訟、「ポップスの帝王はよその星で生きている」と信じ込む宗教集団まで、狂騒はとどまることがない。

■生物学的母親を名乗る新女性登場

6月25日、心不全によって50歳で急逝したジャクソンさんには、長男のプリンス・マイケル(Prince Michael)君(12)、長女のパリス・キャサリン(Paris Katherine)ちゃん(11)、次男のプリンス・マイケル2世(Prince Michael II)君(7)の3人の遺児がいる。ジャクソンさんの「音楽帝国」の第1位順位の相続人はこの3人で、子どもたちの法定後見人はジャクソンさんの実母で、3人の祖母となるキャサリン・ジャクソン(Katherine Jackson)さんだ。

そこへ10日、ロサンゼルスでクレア・エリザベス・フィールズ・クルーズ(Claire Elisabeth Fields Cruise)さんという女性が、3人の遺児たちの生物学的母親は自分だと主張し、裁判所に認定を求める訴えを起こした。フィールズ・クルーズさんが提出した文書は芸能情報サイトTMZ.comにも掲載されたが、生物学的父親についてはプリンス・マイケルちゃんの父親はフランスに住む男性、パリスちゃんの父親は「公にせずに付き合った大学時代の恋人」としている。

しかし、フィールズ・クルーズさんは判事らに「妊婦にはならずに」生んだとも述べた。さらに、俳優のトム・クルーズ(Tom Cruise)さんとニコール・キッドマン(Nicole Kidman)さんが、婚姻中だった85年に養子にした黒人少年コナー・クルーズ(Connor Cruise)君(14)について、ジャクソンさんは自分が生物学的父親だと自覚していた、とフィールズ・クルーズさんは語った。

■元子役マーク・レスターさん、「精子を提供した」

フィールズ・クルーズさんが訴えを起こしたその前日には、英国の元子役俳優マーク・レスター(Mark Lester)さん(51)が、「マイケルが子どもをもてるようにと精子を提供した。パリスはぼくの娘だと思っている」と発言し、パリスちゃんの生物学的父親の可能性があると、英大衆紙ニューズ・オブ・ザ・ワールド(News of the World)が報じたばかりだった。

ジャクソン家の広報担当者によると、レスターさんはジャクソンさんと友人同士で、子どもたち3人全員の名づけ親ではあるが、生物学的父親である可能性は否定した。

■「わたしも正式な妻」たちが続々

ジャクソンさんの結婚歴は2回、とされている。「ロックの帝王」エルビス・プレスリー(Elvis Presley)の娘、リサ・マリー・プレスリー(Lisa Marie Presley)さんと1994年から96年までの2年間結婚。その後、かかりつけの皮膚科の助手をしていた看護師のデビー・ロウ(Debbie Rowe)さんと96-99年まで結婚していた。

しかし、ジャクソンさんの死の5日後、やはりロサンゼルスの裁判所には、ノナ・パリス・ローラ・アンケセナーメン・ジャクソン(Nona Paris Lola Ankhesenamun Jackson)さんという女性が、ジャクソンさんの「法的に正当な妻」として「すべての財産、資産を速やかに受け取る」権利を訴え出た。ジャクソンさんとのつながりは明らかでないが、この女性も遺児たちの実母を名乗っている。

さらには、ジャクソンさんのヒット曲『ビリー・ジーン(Billie Jean Jackson)』と同じ名前のビリー・ジーン・ジャクソン(Billie Jean Jackson)さんという女性も裁判所に、プリンス・マイケル2世ちゃんと自分の関係を主張したとされる。

■ラッパー、オマー・バッティ実子説

その間もゴシップ誌では、ラッパーのオマー・バッティ(Omer Bhatti)さん(25)が、ジャクソンさんがノルウェーでファンと一夜をともにした際にできた隠し子だという噂を追っている。バッティさんはジャクソンさんの元邸宅兼遊戯施設「ネバーランド(Neverland)」で8年間ともに暮らし、葬儀の際もジャクソン家の人びとと一緒にいたが、友人たちはバッティさんは単なる弟分だっただけと言い、本人も生物学的なつながりは否定している。

それでも、生前ジャクソンさんとは疎遠だった実父のジョー・ジャクソン(Joe Jackson)さんは7月31日、ABCテレビのインタビューで、「(マイケルには)もう1人、息子がいたのを知っている」と述べ、「見た目と踊りがそっくりだ」という以外の証拠は示さずにバッティさんがその息子だと言い張った。

■署名サイト「マイケル・ジャクソンにノーベル平和賞を」

ウェブサイト上ではジャクソンさんの死後まもなく、「世界の子どもたち、そして人類全体の状況を改善するために生涯をかけて無私無欲で献身した」ジャクソンさんを、2010年のノーベル平和賞にノミネートするという署名サイトが開設された。8月15日の時点で3万1000筆が集まっている。しかし、ノーベル賞で故人は対象とされていない。

■新興宗教団体、宇宙で生きるマイケル・ジャクソン説

次元や空間を超えるエピソードも出始めている。一部では、死の直後にネバーランドで撮影された米CNNテレビのドキュメンタリーで、ジャクソンさんの幽霊が映ったという噂が流れている。

「マイケルさんはたぶん生きている」という新興宗教団体「ラエリアン・ムーブメント(Raelian Movement)」の考えに心慰められるファンもいるかもしれない。

92年以来ジャクソンさんを「名誉導師」と呼んでいる同団体の指導者ラエル(Rael)氏は、「マイケルがこの地球上で平和と愛のために行ったあらゆる善行を考えれば、彼は『エロヒムの不死の惑星』で生きている」と7月7日に声明を発表した。ラエリアン・ムーブメントでは、地球誕生以前に「エロヒム」と呼ばれる別の星にいた異星人が全生物を創造し、神と誤解されているのだと教えている。

ラエル氏の声明はこう続く。ジャクソンさんは「クローンを作るために地球から選ばれた数少ない人間」。人類に受け入れる用意ができたときに「エロヒムたちと地球に戻ってくる」


死してなおスーパースターのマイケルジャクソン。
それにしても、人間とは何という欲深い動物なんでしょう。
posted by world at 22:11| エンターテインメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする